喜劇映画研究会代表・新野敏也による ドタバタ喜劇を地で行くような体験記♪
作品の感想は語れず 衒学的な論評もできない「コメディ」によって破綻した実生活を暴露する!?
※当サイトの内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。

第十六話 キゲキの終焉

喜劇研究会最年少トリオがニュー・キーストン加入から最初の《配給作品》として完成したのが多田浩章による007のパロディ(?)だった。 月並みな言葉を並べると16歳~18歳は「大人への入り口」「思春期の曲がり角」「多感な年頃」で、ちょうどこの馬齢に喜…

第十五話 喜劇の黄金時代!?

1978年の自主映画「吉野家の映画丼」より。左からター(ポール・スタンレー)、小林一三(ピーター・クリス)、多田浩章(エース・フレーリー)、佐々木貴(ジーン・シモンズ)。「ケンタッキー・フライド・ムービー」「下落合焼き鳥ムービー」に触発されて…

第十四話 上映会のヒミツ

(左)現存する最古の「喜劇映画研究会」パンフレット。ケラリーノ・サンドロヴィッチ氏が小林君だった時の手書きで、B4コピーを半分に手で切っていた… (右)喜劇研究会が発行した「喜劇新聞」創刊号。両面・縮小コピーの不可能な時代なので、ちゃんと印刷…

第十三話 ふたつの研究会

1978年5月1日刊行・喜劇研究会の機関誌「喜劇界」。高校生になったばかりの小林君(ケラリーノ・サンドロヴィッチ)が論考を寄せていた! 【提供:原健太郎様】 ハナ肇が顧問の喜劇研究会、恐るべきフィルム・コレクション、高価な映像機器、そして謎の資金…

第十二話 マルクス狂賛主義

東宝事業部発行の冊子、「ハロー!キートン」上映時に劇場で売られていた。当時の定価は500円ながら、値段以上の超豪華な執筆陣!僕のキートンに関する知識は、この冊子に掲載されている記事くらいだったけど、小林君は・・・ 喜劇研究会は畏懼(いく)して…

第十一話 ハナ肇の「喜劇研究会」

喜劇研究会という名称は知らなかった。ましてやハナ肇が顧問というのは、ハッタリにしてもキョーレツ過ぎる!しかも、小林君ら三人はこの数日前に入学したばかりだから、喜劇研究会には中学生で加入していた事になる!彼らの中学校にハナ肇似の顧問がいる映…

第十話 映画部に恐るべき新入生

大阪万博の広報新聞『SUNDAY EXPO』昭和43年(1968年)2月4日号、せんい館はまだ日本繊維館という名称で準備が行なわれていたような内容…祖父が執筆した記事。 喜劇を追求したい!しかし情報がない!マック・セネットとハル・ローチの創作スタイルの違いを解…