『豚の世界』がイメージフォーラム初登場の際のパンフレット。 小林君がまだ『有頂天』どころか『伝染病』のケラでもなく、駆け出しのアマチュア・バンド『ジ・アイヌ』を佐々木貴君らと結成したばかりの頃、一足先にニッポはレコード会社か芸能プロダクショ…
これからお伝えする話は事実で、信じるか信じないかは読む人の勝手だ。幽霊か錯覚かの判断は僕にできないけど、とにかくコワイ話が苦手ならば敢えて読むべきではありませんヨ~。 それは1984年の夏、正確な日付は思い出せないけど、日曜日の夜だったかな。フ…
今回は「古典映画の著作権」について調べた入魂の長文なので、目次を設けてみた! クリックすれば各項へ一直線、でも時間が許す限りは最初からジックリ読んでネ! 序章 映画の冥界 魑魅魍魎が憑くクラシック作品 ~「著作権を騙る」カタルシス~ 第1章 映画…
左より小林一三、ニッポ(西村善和)、『下賤民族』の場面写真で新野敏也。 ニュー・キーストンを再結成しようと、僕と小林君とニッポ(西村善和君)で計画した頃、実は改めて「喜劇」を作ろうとか考察しようという考えが僕は希薄になっていた。 理由は、ま…
左から新野敏也、小林一三、ニッポこと西村善和。新生ニュー・キーストンの宣伝用に撮影。でも3人が共演する事はなかった・・・ 第十五話で書いたとおり、僕の主宰した(そして勝手に脱退した)ニュー・キーストンは、僕の班、ター班、小林班、多田班と、大…
前章より時間が遡るけど、僕も小林君に倣ってフィルムを集めてみようと、小林君から渋谷の悪徳ぼったくりフィルム輸入業Jを紹介してもらった。 目的は、ハロルド・ロイドの喜劇を入手して、《スラップスティック・コメディとは違う何か》を自前で研究する事…
喜劇研究会最年少トリオがニュー・キーストン加入から最初の《配給作品》として完成したのが多田浩章による007のパロディ(?)だった。 月並みな言葉を並べると16歳~18歳は「大人への入り口」「思春期の曲がり角」「多感な年頃」で、ちょうどこの馬齢に喜…